【ニッポンを英語で語る】「~のご機嫌をとる」は curry favour と表現。その発音と使い方も学ぼう。

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curry といえば食べ物の「カレー」を思い出しますが、ここでは全く関係ありません。

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発音

curry favour

(上司等の)ご機嫌をとる

せんせい
せんせい

太鼓持ち、ゴマすり、お世辞を言う、おべっかを使う、などの表現にも curry favour が使えます。

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使い方

Example

He likes to curry favour with the boss.

彼は上司機嫌をとるのが好きだ。

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補足説明

  • 「~の機嫌をとる」の「の」は with ですので注意しましょう。
  • この表現では curry は食べ物の「カレー」のことではありません。
  • curry につられてその次の言葉は flavour(味)かと一瞬思いそうですが、favour です。綴りに注意しましょう。
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起源

  • 実は curry には「馬の毛をくしでとかす」という意味があります。
  • favour は中世のフランスの物語に由来します。
  • その物語には偽善者やうそつきの行動をまねする favel という馬が登場します。
  • そして favel に乗ることは「偽善をはたらく」という意味で使われるようになります。
  • さらに、そのような馬の毛をくしでとかすこと(curry favel)は「自分の気持ちにうそをついて権威にご機嫌をとる」という意味に変わっていきました。
  • favel はフランス語なので、英語では favel に綴りが似ている英単語の favour で代用するようになりました。

参考資料

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