some と any の違い
お店等で「何かお飲み物はいかがですか」
と聞かれることがあります。
これは英語で以下のように表現します。
Would you like something to drink?
疑問文では some じゃなくて any を使うと習いました。
something to drink は
anything to drink の間違いではないのですか。
この場合は something to drink で正解です。
この表現のように疑問文でも some を使うときはあります。
ここで some と any の基本的な意味の違いについて確認しましょう。
something to drink
something to drink に話を戻すと、
Would you like something to drink? と
店員の人がお客様に尋ねるとき、
店側が出せる飲み物は無限ではありません。
なんでもどんな飲み物でも用意できるわけではありません。
用意してあるものだけが店側として出せる飲み物です。
このように、
無限ではなく有限であるという意味をこめたいときに
some を使います。
anything to drink
仮に店員が
Would you like anything to drink? と尋ねたとしたら、
客側は anything to drink? (何でも?)
と聞き返すかもしれません。
なぜならお店の人が
「制限なしで何でも飲み物を用意できますよ」
と言っているようなものだからです。
anything を使う例としては、
I need anything to drink. が考えられます。
これは直訳すると
「私は何か飲み物が必要だ」ということですが、
「何でもいいからとにかく飲み物が要る」と訴えているのです。
I need anything to drink. は
話者の追い詰められている気持ちや
ひっ迫した状況が伝わってきそうな文です。
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