【違いは何か】must と have to

文法
文法違いは何か
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義務を表す言い方

must と have to は義務を表現するときに使われ、「~しなければならない」と訳します。

例えば「あなたは黒いくつをはかなければならない」と英語で言いたいとき、以下の二通りが考えられます。

  • You must wear black shoes.
  • You have to wear black shoes.

訳し方は同じですが、厳密にいうと両者の間には違いがあります。

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must が意味するところ

must を使って「~しなければならない」と表現する場合、それは「私(その文を言っている人)がそのように要求しているから、その人はそのようにしなければならない」という意味になります。

つまり、must は個人的で特別な気持ちを相手に伝えるために使われます。

Example
  • I must see you tomorrow.(私は明日あなたに会わなければならない。だれかに言われたのではなく、私がそう決めたのだから。)
  • She must pass the exam.(彼女は試験に合格しなければならない。私はそう強く求めている。)
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have to が意味するところ

一方で have to を使って「~しなければならない」と表現する場合、それは「ルールや規則などでそのように決められているから、その人はそのようにしなければならない」という意味になります。

つまり、have to は客観的で冷静な気持ちを相手に伝えるために使われます。

Example
  • You have to wear a hat.(あなたは帽子をかぶらなければならない。私がそう要求しているのではなく、そういう決まりなのだから。)
  • We have to say sorry to him.(私たちは彼に謝らないといけない。私がそれを求めているというか、謝るのはこの場合当然のことでしょ。)

ですので、以下の英文はそれぞれ次のような意味をもっています。

  • You must wear black shoes.(私がそう言っているのですから、あなたは黒いくつをはかなければなりません。)
  • You have to wear black shoes.(そういうルールなのですから、あなたは黒いくつをはかなければなりません。)
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まとめ

  • 話者の主張を伝えたいときには must を使う。
  • それ以外の場合(ルールや規則など)は have to を使う。
アシスタント
アシスタント

must を使うべきところで have to を使ったとしても(そしてその逆でも)言いたいことはわかります。初心者の方はあまり考えすぎないでくださいね。

上級者の方はこれからは意識して使い分けしてみましょう。

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