Somebody To Love の中で使われている重要語彙を学びましょう。
somebody to love
まず曲のタイトルでもある somebody to love ですが、ここで大事なのは以下の2つです。
- somebody は「誰か」という意味の名詞
- to love は形容詞的用法(~ための)の不定詞
somebody は人を指す言葉で、最も一般的な訳し方は「誰か」です。somebody は someone と言っても同じです。
to love はここでは「愛するための」と訳します。愛するための何なのかというと、to love の前にある somebody のことを指していて、つまり somebody to love は「愛するための誰か」となります。
「ための」は「べき」と訳し、また somebody の「誰か」は単に「人」と訳すとしっくりくることも多いです。この曲でも「愛するための誰か」を「愛すべき人」とするほうがよいと思います。
anybody
anybody は somebody と同じ「誰か」という意味ですが、疑問文と否定文で使われます。曲の最初の文 Can anybody find me somebody to love は can で始まる疑問文なので anybody が使われています。また、anybody を anyone といっても同じです。
疑問文の中の somebody
鋭い人はお気づきかもしれませんが、曲の最初の文では Can anybody find me somebody to love と anybody と somebody の両方が使われています。肯定文で使われるべき somebody がなぜ疑問文で使われているのでしょうか。
somebody は肯定文で使うのが基本ですが実は否定文や疑問文でも使われることはあります。以下の二つの文で詳しくみていきましょう。
- Can anybody find me anybody to love?
- Can anybody find me somebody to love?
somebody と anybody の違い
両文章とも訳は「俺に愛すべき人を探してくれないか」で間違いありません。
しかし、anybody to love の文は「誰でもいいから俺が愛すことができる人を探してくれ」、つまり「どういう成り行きだろうが構わない。とにかく誰だっていい。探してくれ」という意味になります。
一方、somebody to love の文は「俺が愛すことができる特別な人を探してくれ」という意味になります。
フレディーは彼が心から愛することができる特別な誰かが自分には必要だと歌っているのです。