「死ぬ」を表す英語の表現はいろいろあります。状況によって適切に使い分けられるようになりましょう。
一般的な二通りの言い方
例えば「父が死んだ」と英語で言いたいときは一般的に以下の二通りが考えられます。
- My father died.
- My father is dead.
die
日本の学校で英語を習うときは die が一番よく聞かれる言葉ではないかと思います。die は「死ぬ」という意味の動詞で、人が死んだときに使われる一般的な言葉です。
日本語では誰かが死んだときは「死ぬ」や「死去する」や「亡くなる」を使いますが、特に事故や事件で死んだ人に対しては「死亡する」を使います。
英語ではそのような使い分けはなく、事件でもそうでなくても人が死ねば die を使います。
dying
ちなみに My father is dying. と die を現在進行形で使うこともでき、その場合は「父はもう死にそうだ」、「父は死に近づいている」という意味を表します。まだ亡くなっていないというのが重要です。
dead
dead は「今死んだ状態にある」という意味の形容詞です。日本語では「父が死んだ」と過去形になりますが、dead を使ってそれを表現する場合は「父は今死んだ状態にある」つまり My father is dead. と現在形で表現しなければなりません。
pass away
「死ぬ」ということをちょっと丁寧に言いたいときは pass away を使います。例えば My father passed away. は「父は亡くなった」と表現することができます。
be laid to rest
直訳すると「休むために横に寝かされる」となります。つまり棺に入れられて埋葬されることを言います。「永久の眠りにつく」と意訳するのもよいでしょう。