水曜日に日本で行われるサッカーのオーストラリア戦。アジア最強軍団のオーストラリアとの戦いなので、いい試合が期待できそうです。
日本のニュースは、「豪州のピム・ファーベーク監督は、岡田は自信がないのかと言っている」と「挑発」しにかかっていると報道しています。
試合前にして舌戦が開始されたような感じですが、ファーベーク監督本人はそんなつもりではなかったようです。
英語で記者会見は行われました。
It doesn’t show a lot of confidence if you have a five-week training camp and play four friendly matches and still need to close the sessions.
発言内容を日本語に訳すと「もし、五週間合宿を組んで、練習試合を4つして、まだ非公開練習が必要だというなら、それは自信があるとはいえない。」となります。
誤解のもと
なぜファーベーク監督が日本を挑発するつもりはなかったといえるのでしょうか。ポイントはまず、主語に「you」を使っていることです。記者会見の場なので岡田監督に対して言っているのなら he を使うでしょう。
この you は総称して「人」を指すときに使われる you と考えることができます。つまり、ファーベーク監督は一般論として、そのような見解を示したのでしょう。
オーストラリアのテレビ局SBSは「ファーベーク監督は日本代表チームとこういう乱闘騒ぎ(scuffle)を起こすつもりはなかった、と話している」と伝えています。