ミッションインポッシブル最新作(シリーズ第7弾)の制作現場で、新型コロナウィルスのルールに従っていないスタッフにトム・クルーズが激しく怒り罵った後、そのスタッフ5人が仕事を辞めたことが大きなニュースになっています。
上にある The Sun の音源を全て聞きましたが、私は率直に「トム・クルーズは何も間違ったことを言っていない」と思いました。
むしろ感銘を受けました。まるで映画のワンシーンのようです。名俳優はどのように言葉を発すれば、それが相手に届くのかよくわかっています。非常に強いメッセージでした。胸を打たれます。
怒鳴られたスタッフがこれを聞いて辞めていったというなら、そのスタッフは性根が腐っていて逆切れしたか、トム・クルーズに裏でどうしようもないくらい酷いことをされたのか、いずれかでしょう。
撮影を無事に終わらせて利益を出す、すなわち映画産業関連の雇用を守るには、コロナ感染防止策を全スタッフに徹底させて撮影を行わなければなりません。
何が悪いかを適切に判断して、ここまで怒れる上司はあまりいないでしょう。怒られたスタッフは「怒ってくれてありがとう。すみませんでした。」という対応が正解な気がします。
相手を罵倒するときに使う言葉(swear words)を時々使っているので、それがニュースで大きく取り上げられていますが、swear words はここでは大きな問題ではないと思います。それが問題だと言っている人は、上げ足を取っているだけにすぎません。
swear words は仲間内では普通に使われます。日本語でも友達や気が知れた仲間同士でちょっと汚い言葉を使ったりしますが、それと同じことです。
上下関係はあるにせよ、トム・クルーズは撮影現場の仲間として、気持ちが高ぶって熱くなって「いわゆる罵倒する言葉」を何度か使ったわけですが、それは大きく責められるべきことではありません。最初から最後まで罵詈雑言で罵り続けていたのなら話は別ですが、決してそのような感じではないことが録音からわかります。
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