関係代名詞と先行詞
目的格の関係代名詞を学習する前に、次の二点をおさえてください。
関係代名詞に自信がない人は以下の二つのページもご参照ください。
目的格の関係代名詞
次の文において、関係代名詞は which で、先行詞は pasta です。
I ate pasta which my mother made.
私は母が作ったパスタを食べた。
目的格の関係代名詞はその後に続く文の目的語としての働きをもっています。
上記例では、which の後ろに続く文は my mother made(私の母がつくった)です。
これだけでは「何を」作ったのかがわかりません。目的語が抜けています。
目的語はどこにあるのかというと、その文の前にあります。
つまり which が目的語であり、which はその前に置かれている先行詞と同じなので「パスタを」つくったと理解できます。
グループごとに前から訳そう
もう一度例文をみてみましょう。
I ate pasta which my mother made.
この英文の日本語訳は「 私は母が作ったパスタを食べた」ですが、この訳し方はあまりおすすめできません。
英語は塊ごとに前から訳すことを心がけましょう。
それが英語のネイティブがしていることであり、自然なことです。
つまり、I ate pasta / which / my mother made と区切ってそれを前から順に訳します。
- I ate pasta 私はパスタを食べた
- which そのパスタを
- my mother made 私の母は作った
もっと細かく区切って訳しても構いませんが、正しく区切りましょう。
- I 私は
- ate 食べた
- pasta パスタを
- which そのパスタを
- my mother 私の母は
- made 作った

my は mother を説明している言葉なので、それらは一つの塊とみなします。
この順番は日本語の正確な語順ではありませんが、なんとか理解はできると思います。英語脳をつくるには塊ごとに前から訳すのがとても大切になります。
練習問題
次の英文を日本語にしてください。
- My father wants a car which I drive.
My father wants a car / which / I drive
父は車がほしい その車を 私は運転する
→父は私が運転する車がほしい。
- The languages that I study are English, Italian and Korean.
The languages / that / I study / are / English, Italian and Korean.
言語 それを 私は勉強する は 英語とイタリア語と韓国語
→私が勉強する言語は英語とイタリア語と韓国語です。
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