pandemic
中国での感染者が一気に増えた2020年の1月下旬ごろから「パンデミック」という言葉は SNS の書き込み等で多く使われるようになりました。
パンデミックは英語で pandemic と綴ります。アクセントは de の上です。形容詞で「病気が大流行の」を意味します。
名詞としても使われることがあり、その場合は「病気の大流行」という意味になります。
「パンデミック」という日本語は「病気の大流行」という pandemic の名詞の意味で使われていることが多いです。
This is a pandemic.
これはパンデミックだ。
lockdown
lockdown は日本語では「ロックダウン」です。日本では「首都封鎖」についての会見を開いた小池都知事がロックダウンというカタカナ語を使ったことで、この言葉がさらに広く世の中に知られることになりました。
ロックダウンは都市の封鎖だけに使う言葉ではありません。
学校などで行われる危険を回避する訓練の一つでもロックダウンという言葉が使われます。
ロックダウンの訓練では例えば校庭に銃をもった不審者が侵入したとします。
それを確認した学校は校内放送を通じて全校生徒に教室内に留まるように指示を出します。その際ドアや窓は施錠してカーテンは閉めて電気は消して壁際にしゃがみこむことが求められます。
その反対の訓練が避難訓練で、建物内で火災等の危険が発生したら校庭など室外の広い場所へ避難します。
避難訓練は英語で evacuation drill と呼ばれます。
overshoot
overshoot は日本語で「オーバーシュート」です。この言葉も小池都知事が会見で使いました。聞きなれない言葉で意味が分からない人は多かったと思います。
overshoot という英語も日常生活で頻繁に使われるわけではない馴染みの薄い言葉です。
overshoot は「行き過ぎる」とか「上限を超える」などの意味の動詞として使われます。
The train overshot the position demanded.
電車は停車位置を通り越した。
「行き過ぎること」とか「上限を超えること」という名詞としても使われます。コロナウィルスの件に関して overshoot を使うのならば「新型肺炎患者数の数が急激に増えること」を意味しています。