このページでは The Knack の My Sharona の歌詞に出てくる、日常でもよく使われる英単語や熟語を解説しています。
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pretty one
- pretty は「かわいい」という意味の形容詞。
- one は数字で「一」を表すほかに、ものや人を表す代名詞としてよく使われる。今回は「人」の意味で使われている。
never gonna stop
- never は「決して~ない」という意味の副詞。
- gonna は元々 going to だが、省略されてこの表記になるときがある。
- gonna は未来を表現するときに使われる。「~だろう」と訳すことが多い。
- stop は「止まる」という意味の動詞。
dirty mind
- dirty は「汚い」という意味の形容詞だが、物理的に汚いだけでなく思考が汚い、けがれている場合にも使う。
- つまり dirty は性的ないやらしさを表現するときにも使われる。
- mind は「心」という意味の名詞。
- dirty mind は決まりきった言い方。
Stop having a dirty mind!
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やらしいことばかり考えてないの!
Come a little closer.
- come は「来る」という意味の動詞。
- a little は「ちょっと」という意味の副詞。
- closer は元々 close で、それに r がついた比較級。
- close は「近くに」という意味の形容詞で、closer は「より近くに」という意味になる。
It’s just a matter of time.
- It’s は It is の省略形。「それは~です」という意味。
- just は「単に」という意味の副詞。
- matter は「問題」という意味の名詞。
- time は「時間」という意味の名詞。
- a matter of time は決まった言い方で「時間の問題」となる。
シャローナとは何か
Sharona(シャローナ) は ボーカルの Doug(ダグ)が若いころに一目ぼれした相手の名前。
25歳のダグはアパレルショップで働いていた17歳の高校生シャローナに心を奪われた。
そのときシャローナにはまだ彼氏がいたが、ダグがこの歌をつくり終えた数か月後に二人は晴れて付き合い始め、その後二人の関係は4年ぐらい続いた。
ジャケ写
下のジャケット写真に写っているのがシャローナ。
このジャケット撮影時は二人はまだ付き合っていなかったという。それでも撮影に応じたシャローナ。すでにダグに惚れ始めていたのだろうか。
敏腕不動産経営者
その後シャローナはカリフォルニアで高級住宅を扱う不動産会社の経営者となる。
ツアー中のダグに素敵な家を探すことを任されたことが不動産関係の仕事に就いたきっかけだと語っている。
会社の名前は歌と同じ My Sharona で、そのウェブサイトをひらくと The Knack の My Sharona が流れてくる。
1979年の全米ナンバーワンヒット曲の恩恵を存分に受けるシャローナへの不動産依頼は音楽業界人からが多い。
シャローナとダグはそれぞれ別の人と結婚したが、友達としての関係は続いた。
ダグが2010年に癌でなくなる前の最後の数カ月、シャローナやダグの音楽活動に関わった多くの音楽関係者がお見舞いに訪れたという。