背景
アメリカのワシントンで2021年1月6日、連邦議会議事堂にトランプ大統領支持者が不法侵入しました。
議事堂ではバイデン氏を次期大統領にするための最終段階の審議が行われていて、それを阻止するのが目的でした。
つぶやき
以下はジェフ・マークリー上院議員がつぶやいた内容です。
学習文
ここで学習するのは次の文です。
If our capable floor staff hadn’t grabbed them, they would have been burned by the mob.

意味は「もし我々の有能なフロアスタッフが投票箱を運び出していなかったら、投票箱は暴徒によって焼かれていただろう。」です。
単語
- if:もし~ならば(接続詞)
- our: 私たちの(代名詞)
- capable: 有能な(形容詞)
- floor staff: フロアスタッフ(名詞)
- grab: さっと手に取る(動詞)
- burn:焼く(動詞)注:burned は burn の過去分詞形です。
- by: ~によって(前置詞)受身の文で使います。
- mob:暴徒(名詞)

単語の次は文法をみてみましょう。この文では二つの文法が使われています。
文法:仮定法
まず仮定法過去完了です。仮定法過去完了は過去の出来事を話すときに使います。
つぶやいた文のどこが仮定法過去完了なのか、色をつけてみてみましょう。
If our capable floor staff hadn’t grabbed them, they would have been burned by the mob.
もし我々の有能なフロアスタッフが投票箱を運び出していなかったら、投票箱は暴徒によって焼かれていただろう。
文法:受動態
次に受動態(受身形)です。
つぶやいた文のどこが受動態なのか、色をつけてみてみましょう。
If our capable floor staff hadn’t grabbed them, they would have been burned by the mob.
もし我々の有能なフロアスタッフが投票箱を運び出していなかったら、投票箱は暴徒によって焼かれていただろう。

ちなみに、通行人等がいきなり踊りだす「フラッシュモブ」は flash mob と綴り、暴徒の mob と同じ綴りです。

暴徒とフラッシュモブのダンサーはちょっと似ているところもありますかね。