mind は動詞で「気にする」または「気に障る」という意味をもっています。日常会話でよく出てくるので、使い方や発音をきちんと覚えておきましょう。
好き嫌いを伝える
まずは例文をみてみましょう。
I don’t mind fish.
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魚は嫌いじゃないです。
どんな食べ物が好きかという話をしていて、よく使われる表現です。直訳は「私は魚を気にしません」ですが、つまりは「私は魚を食べられる」とか「嫌いではない」という意味になります。
積極的に好きなわけではないが別に嫌いでもない、という気持ちを表現したいときに I don’t mind を使います。
相手を牽制する
まずは例文を見てみましょう。
A: Do you mind being quiet?(静かにしてくれませんか。)
B: Sorry.(ごめんなさい。)
Do you mind being quiet? は直訳すれば「あなたは静かにするのを気にしますか」となります。「そうするのが気に障る人間ですか、それともそうじゃないんですか」と相手にせまる表現です。それが転じて「静かにしてくれませんか」という依頼の形になっています。
B は Sorry. の代わりに、I don’t mind it.(気に障りません)と答えることもできますが、もしそう答えると逆切れしているようにも聞こえます。Do you mind being quiet? と誰かに言われたら、うるさくしていたという非を認めて単に謝るのが良いでしょう。
- Do you mind being my friend?(友達でいてくれませんか。)
- Do you mind washing dishes?(食器を洗ってくれませんか。)
- Do you mind?(お願いできませんか。)
最後の文は当事者間で何のことを話しているかわかっているときに使われる。
Do you mind ~? の答え方
Do you mind ~? は「~してくれませんか」と依頼する文なのですが、元々は「~するのに気が障りますか」という意味です。
つまり、依頼を受けるときの答え方は「いいえ、~するのに気は障りません」となり、依頼を拒否するときの答え方は「はい、~するのに気が障ります(だからその依頼は受けられません)」になります。
Do you mind going to a shop?(店に行ってもらえませんか。)
依頼を受けるときの答え方
- No, I don’t.(いいえ、そうすることに気は障りません。だから店に行きます。)
依頼を受けないときの答え方
- Yes, I do.(はい、そうすることに気が障ります。だから店に行きません。)