英語の動詞を理解するためには、自動詞と他動詞の理解は避けて通れない。
目的語の有無
自動詞は自分自身で存在することが可能、つまり目的語を従える必要がない。一方で、他動詞は他の言葉の存在が必要、つまり目的語を常に従える必要がある。
前置詞の有無
自動詞の後ろには前置詞が来ることができるが他動詞の後ろには前置詞が来ることはない、ということもできる。
他動詞の後ろには必ず目的語が来るので前置詞は置けない。目的語になれるのは前置詞ではなく名詞や代名詞。
自動詞の例
- I go.(私は行く。)
- I go to school.(私は学校に行く。)
- My mother died.(母は死んだ。)
- My mother died in a kitchen.(母は台所で死んだ。)
上記例の go と die は目的語をとらない自動詞。上記例のようにどこに行くか、どこで死んだのかという情報を足したい場合は前置詞が必要。
他動詞の例
- I speak English.(私は英語を話す。)
- Japan exports cars.(日本は車を輸出する。)
- My uncle needs a house.(おじは家が必要だ。)
上記例の speak, export, need は目的語が必要な他動詞。何を話すのか、何を輸出するのか、何を必要とするのかを明らかにしなければ文が成り立たない。
要するに、助詞の「を」が必要な日本語の動詞は他動詞と考えてよい。
英語には日本語の「を」に相当する単語はない。