イギリス英語を習った福子
新しく始まった朝ドラ「まんぷく」の主人公の福子は英語が堪能で、そのおかげでホテルのフロント係に抜擢されることになりました。
その福子の英語ですが、福子は幼少の頃イギリス人の家庭教師から英語を習ったというようなことを話しています。
しかし、電話交換係としてミスをしたときに外国人に英語で謝ったときの英語の発音は明らかにアメリカ英語でした。
アメリカ英語はRの発音が特徴的で、Rを発するときはかなり舌を丸めて反り返します。
日本の英語教育は戦前はイギリス英語が主流で、戦後はアメリカ占領軍の影響が大きくアメリカ英語が主流になって今日に至ります。
アメリカ英語を習った安藤サクラ
時代設定にあわせて、日中戦争特需を生きている福子はイギリス英語を幼少期に学んだとしたものの、演じている安藤サクラは戦後の人でアメリカ英語が身についているから、ドラマでの福子の英語の発音はアメリカ英語になってしまっているということでしょう。
例えば、標準語を話す日本人が関西弁をきちんと話せるようになるには相当な訓練がいります。それと同じようにイギリス英語の発音を正確にできるようになるには相当な時間と労力が要るに違いありません。
細部にもこだわった演技を見てみたかったです。
福子と英語を学ぼう
My husband never ever does anything like that.
夫は決してそのようなことはしません。
ふくこの旦那、まんぺいを反逆者と疑っている進駐軍のボスに対してふくこが言い放ったフレーズです。
never だけで「決して~ない」という意味ですが、never に重ねて ever を続けて言うと never が一層強調されます。
学校でこの言い回しを習うことは少ないですので、ふくこにはいい家庭教師がついていたのかもしれません。
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