現在完了形と過去形の違い。

完了形
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Mr.ダマー(Dumb and Dumber)の中で、ハリーが自分の人生を振り返って以下のようなことを言う。詳細な文法解説はこちらで確認。

I’ve had a full life. I was a paperboy for a week. I fathered a child. I’ve seen every episode of Full House.

(私は充実した人生をおくった。私は一週間新聞配達をした。私は父として子を育てた。私はフルハウスを全話見た。)

文が4つあって、1つ目と4つ目は現在完了形だが、2つ目と3つ目は過去形。この違いは何なのか。

現在完了形と過去形の最も大きな違いはその人の「気持ちの入り具合」。過去形の文は過去の単なる事実を伝えるにすぎない。一方、現在完了形の文は過去のある時点から今までの「気持ち」を表現することができる。

1つ目の文は充実した人生を送ったことを単なる過去の事実として捉えたいのではなく、今までずっと充実していたということを言いたい。4つ目の文は決して短くない時間を費やしてフルハウスを全話見終えたということを伝えたい。だから現在完了形を使っている。

2つ目の文はもし I have been a paperboy for a week. だと「つい一週間前から新聞配達少年をしている」という意味になる。ハリーはもう少年じゃない。また、ハリーは過去のある一週間の間そういう仕事についたと言いたいだけなので、現在完了形ではおかしいことになる。

I had been a paperboy for a week. と過去完了形を使うこともできる。この場合「子供のころ一週間ずっと新聞配達をした」という意味になる。過去形のときの日本語訳とさほど変わらないが、もしハリーが I had been a paperboy for a week. と言うなら、その一週間という期間がクローズアップされることになる。

3つ目の文は I have fathered a child. と言うこともできるが、子育てにあまり関わらなかったという負い目があるハリーはこのことを過去の単なる事実として言いたかった。だから I fathered a child. と言った、と考えられる。